#選考結果 #f0104
「未来につなぐふるさと基金」では、共に生物多様性の保全を目指す協働団体を募集し、38団体のみなさまからご応募をいただきました。
選考の結果、生物多様性の保全・啓発に、市民参加型で取り組むプログラムを実施する以下の5団体が選ばれました。また、2019年度の5団体の継続審査も行い、協働団体としての活動継続が決定しました。
活動の様子は、キヤノンマーケティングジャパン株式会社の「未来につなぐふるさとプロジェクト」のサイトをご覧ください。
新規団体名(1年目)【地域、テーマ、支援額】
【山梨県、ゆるーくつながり楽しみながら田舎の自然とふれあう!人にも動物にも植物にも優しい動物体験!、500,000円】
【宮城県、ふるさとの自然の魅力を発見しよう。~身近な生きものから知る生物多様性~、500,000円】
【東京都、毎日の食事を生物多様性の視点でみつめ、その重要性を学び、保全に結び付けられる消費行動の変化を促す、350,000円】
【福岡県、和白干潟の魅力・重要性を多方面(生物多様性、風景、遊び、歴史など)から伝えるフォトブックの作成、435,000円】
【福井県、子どもたちによる中池見ジュニアレンジャー(仮)を結成し、湿原内に「生き物避難所1号地」を作る、500,000円】
継続団体名(2年目)【地域、テーマ、支援額】
【大阪府、人と生きものをはぐくむ里山をつくる・しらべる体験講座、500,000円】
【広島県、生物多様性における草原の役割を知り、草原の残る故郷を未来につなぐ活動をする、500,000円】
【高知県、愛知目標2020の達成に向けた挑戦!私たちにできる外来種駆除活動、500,000円】
【福岡県、子どもと共に五感でふれて調べて守り未来につなぐ地域の生物多様性、500,000円】
【神奈川県、鶴見川下流の生物多様性と防災を学ぶ、500,000円】
※支援期間:2020年4月~12月(新規団体)、2020年1月~12月(継続団体)
【応募状況】 ・応募総数:38件 (北海道:1件、東北:4件、関東:13件、東海/中部:5件、近畿/北陸:7件、中国/四国:5件、九州・沖縄:3件)
【審査基準】 評価分類評価項目申請団体の適格性活動目的と活動内容が明確であること。団体の運営に信頼性・持続性・自立性・将来性があること。生物多様性の観点から効果的かつ持続的な活動を行っていること。個人情報や安全管理も含め、運営方法が適切であること。情報公開・情報発信を適切に行っていること。申請プログラムの適格性・有効性申請プログラムが「対象プログラム」に合致しており、実現可能なプログラムであること。申請プログラムが生物多様性の保全と啓発に効果的であること。創造性・共感性・波及性・持続性の観点で優れていること。予算が適切であること。
【審査委員】 小川 潔(東京学芸大学名誉教授)委員長 貫井 律(キヤノンマーケティングジャパン株式会社 CSR本部 本部長) 後藤 なな(公益財団法人日本自然保護協会 自然保護部) 村上 千里(公益社団法人日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会、環境委員会委員長)
【審査委員会講評】 2020年度「未来につなぐふるさと基金」に多数ご応募をいただき、ありがとうございました。審査委員会では、応募団体の活動状況、取り組み課題の内容、地域性などを検討し、審査基準に基づき申請プログラムの適格性・有効性を総合的に判断して、今年も5団体を協働団体として選出しました。 昨年の申請数は23でしたが、今年は、北は北海道、南は宮崎県まで38団体より応募をいただきました。それらの申請書からは、身近な地域の自然・人文環境の保全・継承や、里地・里山、海域をフィールドにして自然環境の調査、清掃、親しむ活動など、多くの取り組みが多彩に行われている様子がうかがわれました。 本基金は、2年間の継続支援を基本としています。昨年度新たに助成対象となった5団体についても、中間報告を審査した結果2年目の助成適格と判断し、今年度新規団体と合わせて計10団体の取組みを支援させていただきます。支援には助成金だけでなく、要請に応じた写真教室や各種アドバイスも含まれています。 次回もぜひ、多方面の活動団体からたくさんの応募をいただけると幸いです。生物多様性への関心を広く適確に啓発していくために、多様な気づきや学びの体験をもたらす工夫に富んだ取り組みをお待ちしています。
審査委員長 小川 潔
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